福岡の整理収納アドバイザー おくまです。
「片付けたいのに、どこから手をつけたらいいかわからない」
そんな声をよく耳にします。
私は整理収納アドバイザーとして、お片づけのサポートでさまざまなご家庭を訪問していますが、
片付けられない家には、実はいくつかの共通点があることに気づきました。
決して「だらしない」「センスがない」からではありません。
どのご家庭にも、ちょっとした“つまずきポイント”があるだけなのです。
その共通点を一つずつ解消していくことで、片付く家は必ず作れます。
■共通点① ゴミの捨て方がわからないまま放置する
「これ、どうやって捨てるんだっけ?」
「燃えるゴミ?資源ゴミ?粗大ゴミ?」
捨て方がわからないまま、つい部屋の隅やベランダに置きっぱなし…というケースはとても多いです。
自治体によってルールが違うため、調べるのが面倒になってしまうんですね。
けれど、放置されたモノたちは、知らないうちに“視覚のストレス”になります。
目に入るたびに「片付けなきゃ」という気持ちが湧き、
それが積もって「もうイヤだ」「何もしたくない」へと繋がります。
まずは、“分別に迷うモノ専用の箱”を作ってみてください。
週末にまとめて調べるだけでOK。
「どう捨てたらいいか」を一度クリアにしておくと、同じ迷いが減り、次から行動しやすくなります。
■共通点② テーブルやキッチンカウンターがもので溢れてしまう
食卓やカウンターは、家族みんなが使う“便利な一時置き場”。
つい、郵便物・薬・リモコン・マスクなど、いろんなモノが集まってしまいます。
けれど、“一時置き”が“いつまでも置き”になると、
食事のたびに片付けが必要になり、どんどん億劫になります。
ここで大切なのは、「定位置を決める」こと。
郵便物なら「このトレーに入れる」
薬なら「このかごにまとめる」
マスクは「玄関横に収納」など、モノごとに住所を作ってあげるのです。
最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、
一度決めてしまえば、散らかるスピードは確実に遅くなります。
“出しっぱなし”の時間が減るだけで、部屋の印象もぐっと変わります。


■共通点③ 収納の前にモノを置いていて、中が使われていない
これは本当に多くのご家庭に見られる現象です。
「押し入れの前に箱を置いたら、開けられなくなった」
「タンスの前が物置になって、服が取り出せない」
結果、収納の中が使われず、部屋の外側にモノが溢れていく。
本来“しまうための場所”が“飾り”になってしまっているのです。
収納の前にモノを置いているときは、
その収納の中に「使っていないモノ」が眠っているサインです。
一度、収納の中をすべて出してみましょう。
“今、使っていないモノ”と“使いたいモノ”を分けるだけでも大丈夫。
スペースが空くと、自然と使いやすくなり、前に置いていたモノを中に戻せます。
■片付く家にするには、この「共通点」を一つずつ解消すること
片付けは、一気に全部をやろうとすると心が折れてしまいます。
でも、共通点を意識して一つずつ直していけば、
暮らしは確実に整っていきます。
①捨て方がわからないものを減らす
②一時置き場を定位置に変える
③収納の中を使える状態に戻す
この3つを意識するだけで、家の“流れ”が変わります。
「どこに何があるかわかる」「出し入れがスムーズ」
そんな小さな快適さが積み重なると、
気づけば片付けが“苦手なこと”ではなく、“習慣”に変わっていきます。
■おわりに
片付けられない家には共通点があるように、
片付く家にも共通点があります。
それは、“モノが自分の居場所を持っている家”です。
モノの住所を決めてあげると、家全体が落ち着き、
片付けも自然とラクになります。
「私の家もそうかも…」と思ったら、
まずはひとつ、今日できるところから始めてみましょう。
片付けは「頑張ること」ではなく、「暮らしを整えること」。
あなたのペースで、ゆっくり心地よい空間を育てていけばいいのです。

